いわゆるロマンス詐欺と呼ばれるものの被害にあって考えた9

詐欺被害

前回、詐欺にあったらすることを書きましたが、してはいけないこともいくつかあります。

1 つ目は二次被害にあわないことです。

詐欺の被害にあって弁護士などに相談し、「被害にあったお金を必ず回収できる」などと言われ、多額の着手金を払っても、実際には回収業務を放置されるなど、さらに詐欺被害にあう方が増えているそうです。

また、詐欺にあった人は「お金を持っている人」、「信じやすく、騙されやすい人」としてカモリストに載ってしまい、再度詐欺にあう確立が高くなるとも言われています。

これ以上苦しまないように、慎重になる必要があります。

2 つ目はわたしの経験から、自分の銀行に問い合わせしないことです。

いろいろな弁護士さんに相談している中で、おそらく上記のようなあまり良くない弁護士さんからだったのかなと思いますが、「詐欺グループがあなたを信用させるためとは思いますが、詐欺グループから少額の振り込みがあっているので、あなたの銀行口座も凍結され、預金保険機構のホームページに載るされると、あなたの他の銀行口座もすべて凍結される可能性がありますよ」と言われ、怖くなって取引を行った銀行に本当にそんなことがあり得るのか問い合わせました。

そうすると、何を思ったか、銀行が慌ててわたしの口座を利用不可にしてしまいました。

預金のほとんどを詐欺サイトに送金したあとなので、大した額は入っていなかったのですが、詐欺の被害にあったあとに振り込まれたお給料などもすべて使えなくなってしまいました。

これについて、他の弁護士さんや警察に相談すると、「自己申告で銀行口座が使えなくなるなんて聞いたことがない」と言われ、どのようにすれば解決されるのかわかりませんが、現在も銀行との話し合い中です。

詐欺サイトとの取引を行ったあと、詐欺サイトが使えなくなったので、3 か月以上おかしな取引はないこと、振込元も不正利用の高い口座のため、今後、わたしに返金の請求が来ることはほぼありえないことなどを一生懸命伝え、なんとか理解してもらおうと頑張っています。

詐欺の被害にあったと思ったら、送金をした銀行口座をどうするのが一番良いのかわかりませんが、自分で気苦労を拡大してしまったことを、すごく後悔しています。

それ以外にしてはいけないこととして、自分を責めすぎない、悔しくて周りの人に強く当たらないなど、精神的な点もあるかと思います。

詐欺にあうと、お金だけでなく、たくさんのものが失われることになります。

どうかこれから被害にあうかもしれない人のもとにこのメッセージが届きますように。