いわゆるロマンス詐欺と呼ばれるものの被害にあって考えた2

詐欺被害

わたしの場合は「ロマンス詐欺」と言えるのかわかりませんが、これは中国から始まり、アメリカなど英語圏では「Pig Butchering Scam(豚解体詐欺または豚屠殺詐欺、英語だと名前だけでも怖いですね)」と呼ばれ、結構前から発生している詐欺のようです。

英語のサイトでは「この詐欺にはいくつかのパターンがありますが、行き着く先は同じです。被害者が持っているお金をすべて預けると、攻撃者は姿を消します。豚の解体はこれですべてです。彼らは豚を丸ごと狙っているのです」といった内容で紹介されていました。

まさにわたしは現在、解体され、骨だけになっています。

日本語ができる詐欺師を増やして、同じ仕組みで日本での犯罪を拡大しているのかと思われます。

わたしが「詐欺だ!」とようやく確信したのは 1 週間ほど前なのですが、X などを見てみると、1 週間ほど前のニュースでこれまで判明しているだけでも岐阜県で 17 億円、福井県で 12 億円の被害があるそうです。

声を上げている人だけでこれだけのすごい金額ですし、単純計算しても 47 都道府県で 600 億円ほどの被害です(アメリカ Forbes の昨年末の記事によると、報告している人はおよそ 15% と推定されていて、計算すると日本の昨年 1 年間の被害額は 4,000 億円で、この値は増大し続けていると思われます)。

ロマンスを求めている人だけでなく、「困っている人がいるなら助けてあげたい」「生活が苦しくて投資でなんとかしたい」など、日本人は付け入れられやすい要素がたくさんあるので、これからも残念ながら被害は広がっていくのかなと思います。

まだ被害にあっていない人は、大切なお金をオンラインで出会った見ず知らずの人にではなく、近くの大切な人とのために使ってください。

どうかこれから被害にあうかもしれない人のもとにこのメッセージが届きますように。